アレルギー性鼻炎治療
スギ花粉症に対する注射薬治療は当院では行っておりません。
スギ花粉症に対する注射薬による治療は下記が知られています。
ただ、大変恐縮ですが、いずれも当院では行っていません。
【ステロイド(ケナコルトなど)の注射治療】
薬の影響が長期に持続するケナコルトの筋肉注射による治療は、重大な副作用のリスクがあるため、当院では行っていません。
【ゾレアによる注射治療】
大変恐縮ですが、ゾレアによる注射治療は、当院では行っていません。
《理由①》
薬が使えるかどうかの確認と、血液検査などで何度も通院が必要となり、多くの通院負担がかかってしまうため。
※更に、検査結果により薬の適応にならない可能性もあります。
〈一般的な例〉
1回目の受診で抗ヒスタミン薬などを処方(1,2週間内服治療)
2回目の受診で抗ヒスタミン薬の効果が薄いことを確認したのち、血液検査を行う(結果に1週間かかる)
3回目の受診で血液検査の結果で投与が可能かどうか確認、および投与量を決定、その後薬の手配(手配に数日かかる)
4回目手配した薬を投与
5回目~ 月に1回、または2回の投与
《理由②》
保険を使っても一カ月に数万円の費用がかかることがあり、更にその季節限定のみの治療ということで、コストパフォーマンスが低いと考るため。
※血液検査は毎シーズン必要となります。
ただ、大変恐縮ですが、いずれも当院では行っていません。
【ステロイド(ケナコルトなど)の注射治療】
薬の影響が長期に持続するケナコルトの筋肉注射による治療は、重大な副作用のリスクがあるため、当院では行っていません。
【ゾレアによる注射治療】
大変恐縮ですが、ゾレアによる注射治療は、当院では行っていません。
《理由①》
薬が使えるかどうかの確認と、血液検査などで何度も通院が必要となり、多くの通院負担がかかってしまうため。
※更に、検査結果により薬の適応にならない可能性もあります。
〈一般的な例〉
1回目の受診で抗ヒスタミン薬などを処方(1,2週間内服治療)
2回目の受診で抗ヒスタミン薬の効果が薄いことを確認したのち、血液検査を行う(結果に1週間かかる)
3回目の受診で血液検査の結果で投与が可能かどうか確認、および投与量を決定、その後薬の手配(手配に数日かかる)
4回目手配した薬を投与
5回目~ 月に1回、または2回の投与
《理由②》
保険を使っても一カ月に数万円の費用がかかることがあり、更にその季節限定のみの治療ということで、コストパフォーマンスが低いと考るため。
※血液検査は毎シーズン必要となります。
舌下免疫療法について
シダキュアを開始時期について
シダキュアはスギ花粉飛散時期に開始することができないため、
例年6月~12月がシダキュア新規開始時期となっております。
ただ、新規開始用のシダキュアの入荷が未定で、開始可能時期を申し上げることができません。
シダキュアの入荷状況、および新規開始可能な時期がはっきりしましたら、ホームページでお知らせいたします。
シダキュアはスギ花粉飛散時期に開始することができないため、
例年6月~12月がシダキュア新規開始時期となっております。
ただ、新規開始用のシダキュアの入荷が未定で、開始可能時期を申し上げることができません。
シダキュアの入荷状況、および新規開始可能な時期がはっきりしましたら、ホームページでお知らせいたします。
舌下免疫療法をご検討の方へ
- アレルギー症状を治したり、長期にわたり症状をおさえたりする可能性のある 治療法です。
※3年治療を行うと30%、4年治療を行うと40%、5年治療を行うと50%の方が、その後の生涯、薬を使わなくても済むとの報告があります。また、完治に至らなくても、弱い薬や点鼻薬のみで済ませることが期待できます。 - アレルゲンを投与することから、アレルギー反応がおこる可能性があり、まれ に重篤な症状が発現する可能性があります。
- 治療は長期間(3~5年)かかります。
- すべての患者さんに効果が期待できるわけではありません。
- 原因となるアレルゲンを確定するために血液検査が必要です。※血液検査は日曜日は行っておりません。
- 初回は、内服後約30分院内で待機していただき、アレルギー反応が起こらない かチェックさせていただきます。
- シダキュア(スギ花粉症用)とミティキュア(ダニアレルギー性鼻炎用)の両方同時の治療も可能です。※まずはどちらか一方から開始して、1か月以上ずらしてもう片方を開始します。
- 対応期間・・・シダキュア:7月~12月 ミティキュア:通年
- 適応年齢・・・小学生以上(当院規定)
- 費用(※再診時)シダキュア:およそ2,500円/月 ミティキュア:およそ3,000円/月 ※初回はアレルギー検査なども要することがあり費用は異なります。 ※こども医療助成対象です。
舌下免疫療法とは
「アレルゲン免疫療法ナビ」にて舌下免疫療法について詳しく説明されていますのでぜひご覧ください。「シダキュアを服用される患者さんへ」「ミティキュアを服用される患者さんへ」もご参照ください。
「トリクロール酢酸治療」について
予約などについて
9月をもって受付を終了しております。
【対応期間】 6月~9月
【予約可能日】 月・火・水・金 11:20 月・火・金 17:20
※上記曜日でも施術を行っていない日もありますので、受診の上、ご予約可能日をご確認ください。
※完全予約制です。来院・受診の上、スタッフが予約対応します。(電話予約不可)
【対応期間】 6月~9月
【予約可能日】 月・火・水・金 11:20 月・火・金 17:20
※上記曜日でも施術を行っていない日もありますので、受診の上、ご予約可能日をご確認ください。
※完全予約制です。来院・受診の上、スタッフが予約対応します。(電話予約不可)
トリクロール酢酸治療の詳細
この「トリクロール酢酸治療」は、1980年代頃、北里大学耳鼻咽喉科で始まり、現在全国の一部の耳鼻咽喉科でも行われています。そして、鼻レーザー治療と同様な効果が期待できます。
この治療は、トリクロール酢酸という薬液を鼻の粘膜に塗ることで、アレルギー反応が起こりにくくする治療です。
治療の効果は鼻レーザー治療と似ていますが、より短時間で治療を行うことが出来ます。また、費用の面でもより安価です。
※経験上トリクロール酢酸治療で効果が出る方は多いですが、鼻粘膜の浮腫がひどい方には、次の段階の治療としてレーザー治療をご案内する場合があります。
治療の効果は鼻レーザー治療と似ていますが、より短時間で治療を行うことが出来ます。また、費用の面でもより安価です。
※経験上トリクロール酢酸治療で効果が出る方は多いですが、鼻粘膜の浮腫がひどい方には、次の段階の治療としてレーザー治療をご案内する場合があります。
対象となる方
- スギ・ヒノキ・初夏の雑草・秋の雑草の花粉症の方で、シーズン中の症状(特に鼻閉)を軽減させたい方
- ハウスダスト、ダニなどの通年性鼻炎・血管運動性鼻炎の方で、症状(特に鼻閉)を軽減させたい方
- 普段内服するアレルギー性鼻炎の薬を、弱くしたい方
- 妊娠予定・受験予定の方で、シーズン中の薬の内服を控えたい、もしくは点鼻薬だけで済ませたい方
- 対象年齢:小学5年生以上かつ鼻にガーゼを入れることに抵抗がない方
治療開始まで
- 鼻粘膜のチェックを行い、治療の適応について確認します。
- 予約を入れさせていただきます。
- 通年性鼻炎などで鼻症状がすでにひどい場合は、トリクロール酢酸治療の効果を高めるため、施術日まで鼻炎薬を用います。
治療のながれ
①麻酔液を浸したガーゼを入れて、ガーゼによる表面麻酔をします。(1回5分を4回程行います)
②トリクロール酢酸をぬります。(両鼻で5分程度)
※痛みはありません。
こわい?痛い?と不安な方へ:長年の経験で鼻への麻酔を工夫しています。より効きやすく、苦しくない方法で麻酔をしています。ご安心ください。(麻酔はガーゼ麻酔で、注射ではありません。)
②トリクロール酢酸をぬります。(両鼻で5分程度)
※痛みはありません。
こわい?痛い?と不安な方へ:長年の経験で鼻への麻酔を工夫しています。より効きやすく、苦しくない方法で麻酔をしています。ご安心ください。(麻酔はガーゼ麻酔で、注射ではありません。)
注意点
- この治療を行っても、花粉症の方は、シーズン中くしゃみ・鼻水を止めるため、どうしても鼻炎薬が必要になることがあります。しかし薬を弱くできたり、点鼻薬だけで済むことが期待できます。
- 処置直後は鼻がよく通っていますが、その日の夜頃から逆に鼻が詰まってきます。鼻づまりは一週間ほど続くことが多いですが、徐々に軽くなっていきます。
費用
費用は鼻レーザー治療(保険適応)がおよそ9,200円に対し、トリクロール酢酸治療(保険適応)はおよそ7,000円です。※こども医療助成対象です。
鼻レーザー治療について
この治療は、炭酸ガスレーザーを鼻粘膜にあてて、粘膜の腫れを縮め、アレルギー反応が起こりにくくする治療です。
8月をもって受付を終了しております。
8月をもって受付を終了しております。
予約などについて
【対応期間】 6月~8月
【予約可能日】 月・火・金 11:20~
※上記曜日でも施術を行っていない日もありますので、受診の上、ご予約可能日をご確認ください。
※完全予約制です。来院・受診の上、スタッフが予約対応します。(電話予約不可)
【予約可能日】 月・火・金 11:20~
※上記曜日でも施術を行っていない日もありますので、受診の上、ご予約可能日をご確認ください。
※完全予約制です。来院・受診の上、スタッフが予約対応します。(電話予約不可)
対象となる方
- スギ・ヒノキ・初夏の雑草・秋の雑草の花粉症の方で、シーズン中の症状(特に鼻閉)を軽減させたい方
- ハウスダスト、ダニなどの通年性鼻炎・血管運動性鼻炎の方で、症状(特に鼻閉)を軽減させたい方
- 普段内服するアレルギー性鼻炎の薬を弱くしたい方
- 妊娠予定・受験予定の方で、シーズン中の薬の内服を控えたい、もしくは点鼻薬だけで済ませたい方
- 対象年齢:中学生以上かつ鼻にガーゼを入れることに抵抗がない方
※鼻粘膜が浮腫状になっている方が適応となります。
※鼻粘膜の充血が強い方は、レーザー治療は効果が低く、出血することが多いため行えません。
※鼻粘膜の充血が強い方は、トリクロール酢酸治療が適しています。
治療開始まで
- 鼻粘膜のチェックを行い、治療の適応について確認します。
- 予約を入れさせていただきます。
- 通年性鼻炎などで鼻症状がすでにひどい場合は、レーザーの効果を高めるため、施術日まで鼻炎薬を用います。
治療のながれ
①麻酔液を浸したガーゼを入れて、ガーゼによる表面麻酔をします。(1回5分を4回程行います)
②炭酸ガスレーザーを鼻粘膜に照射します。(両鼻で8分程度)
※痛みはありません。
こわい?痛い?と不安な方へ:長年の経験で鼻への麻酔を工夫しています。より効きやすく、苦しくない方法で麻酔をしています。ご安心ください。(麻酔はガーゼ麻酔で、注射ではありません。)
②炭酸ガスレーザーを鼻粘膜に照射します。(両鼻で8分程度)
※痛みはありません。
こわい?痛い?と不安な方へ:長年の経験で鼻への麻酔を工夫しています。より効きやすく、苦しくない方法で麻酔をしています。ご安心ください。(麻酔はガーゼ麻酔で、注射ではありません。)
注意点
- この治療を行っても、花粉症の方は、シーズン中くしゃみ・鼻水を止めるため、どうしても鼻炎薬が必要になることがあります。しかし薬を弱くできたり、点鼻薬だけで済むことが期待できます。
- 処置直後は鼻がよく通っていますが、その日の夜頃から逆に鼻が詰まってきます。鼻づまりは一週間ほど続くことが多いですが、徐々に軽くなっていきます。
費用
費用(保険適応)はおよそ9,200円となります。※どのクリニックでも基本費用は同一です。※こども医療助成対象です。
スギ花粉症に対する「季節前投与治療」
スギ花粉症で毎年症状がひどくなる方には、ぜひ「季節前投与治療」をお勧めします。
「季節前投与」とは、本格的に花粉が飛散するおよそ2週間前から、内服もしくは点鼻薬の使用を開始するものです。
それにより、下記効果が期待できます。
・症状がひどい方は、ひどくならずに済む
・毎年飲む薬を弱め(眠気が出にくい薬)にすることが出来る
・点鼻薬だけで済ませることができる ※一部の方
ハイシーズンになり花粉症の症状がひどく発症してしまうと、症状を抑えるため強い薬が必要になってしまうことがよくあります。
そのような事態を避けるため、まだ症状がひどくない内(一月末頃)に薬を開始することをお勧めします。
季節前投与をご希望の方は「毎年飲んでいた薬」「眠気が出て飲みたくない薬」「効きが悪かった薬」「去年と同じ薬を飲みたい」など具体的にお分かりになれば、オンライン問診にご記入の上、ご来院ください。
薬の名前が具体的にわからない場合でも、例えば「去年の薬、効いたけど眠かった」「去年の薬、効きが悪かった。でも眠気が出る薬は避けたい」「去年飲んだ薬は、一日一回の薬」などの情報をオンライン問診でご記入いただけますと、適切な薬をご提示できます。
また、今まで飲んだことのある薬について「これって、どれくらいの強さの薬?」「どのような効果を狙った薬?」などのご質問にもお答えいたしますので、是非お尋ね下さい。
「季節前投与」とは、本格的に花粉が飛散するおよそ2週間前から、内服もしくは点鼻薬の使用を開始するものです。
それにより、下記効果が期待できます。
・症状がひどい方は、ひどくならずに済む
・毎年飲む薬を弱め(眠気が出にくい薬)にすることが出来る
・点鼻薬だけで済ませることができる ※一部の方
ハイシーズンになり花粉症の症状がひどく発症してしまうと、症状を抑えるため強い薬が必要になってしまうことがよくあります。
そのような事態を避けるため、まだ症状がひどくない内(一月末頃)に薬を開始することをお勧めします。
季節前投与をご希望の方は「毎年飲んでいた薬」「眠気が出て飲みたくない薬」「効きが悪かった薬」「去年と同じ薬を飲みたい」など具体的にお分かりになれば、オンライン問診にご記入の上、ご来院ください。
薬の名前が具体的にわからない場合でも、例えば「去年の薬、効いたけど眠かった」「去年の薬、効きが悪かった。でも眠気が出る薬は避けたい」「去年飲んだ薬は、一日一回の薬」などの情報をオンライン問診でご記入いただけますと、適切な薬をご提示できます。
また、今まで飲んだことのある薬について「これって、どれくらいの強さの薬?」「どのような効果を狙った薬?」などのご質問にもお答えいたしますので、是非お尋ね下さい。